WORKS 活動報告

附属幼稚園における園見学と保育の魅力発信

 

附属幼稚園における園見学と保育の魅力発信    概要は、→ こちら

2023.11.11 於:奈良教育大学附属幼稚園

 

附属幼稚園において、保育の実際に触れるとともに、その魅力やおもしろさを養成校生、現職保育者、高校生らとともに語り合う交流会を実施しました。参加者は、養成校生30名(1年生16名、2年生1名、3年生13名)、現職保育者3名、高校生1名でした。また、森のようちえんとして有名な広島大学附属幼稚園の元教諭の松本信吾先生による、子ども主体の保育の魅力についての講演会を聴講しました。

 

子どもに対する気持ちの変化についての自由記述を分析した結果、31名(94%)がポジティブな変化を報告していました。具体的には、学生からは「子どもたちの楽しそうな姿を見て、保育者として関わりたいという気持ちが強くなった」などの回答がありました。保育者からは「学生の話を聞いて学生時代の気持ちを思い出せた。視点が新鮮で面白かった。」などが挙がっていました。「保育者の方々が、子どもたちと楽しそうに遊んでいる姿を見て、子どもたちと一緒に成長していけるこの仕事の魅力を感じました」などと、子どもへのポジティブな気持ちと、保育の魅力を感じる声も多く、実際の保育の場に身を置き、体験することの大切さを再確認できた会となりました。

 

特に、学生・保育者双方とも「実習」など、責任ある立場を離れて、純粋に保育を見る機会が貴重だったようです。また、交流会を通して保育者の側も「実習を終えた学生さんやこれからという学生さんもいて、色々な意見を得ることができ、色々な視点があっていいし、保育に正解はなく、それでこそ保育は面白いのだと再確認できた」とあり、立場の異なる者同士が子どもや保育について語り合う場の重要性を確認できました。