WORKS 活動報告

先導的な教育・保育実施園の訪問:あけぼの幼稚園に伺いました。

2023.8.24   於:学校法人あけぼの学園 幼稚園型認定こども園あけぼの幼稚園

 

概要は、→ こちら

 

あけぼの幼稚園は設立69年となる大阪府豊中市の園です。「自由な人間になる(自分の両親に基づいて自律的に行動する)」ことを目指し、生活や遊びの中で、自然を存分に楽しむことを大切に保育に取り組んでいる園です。緑豊かな園庭や園舎、子どもたちが挑戦し力を思う存分発揮できる遊具など、子どもを育む環境があります。さらに、子どもを中心とした体験的な学びを支える保育者の関わりとして、大人も子どもも互いの人格を尊重し合い、対等な関係の中で遊び生活する暮らしを大切にしている園です。

 

まず、園見学を行った上で、理事長の安家 周一先生(全日本私立幼稚園幼児教育研究機構理事長)より園の理念や大切にしていることについてお話を伺いました。街中の園とは思えないほど、子どもたちの遊ぶ声と緑にあふれ、冒険心を掻き立てられる園庭でした。保育者同士もインカムで連絡を取り合いながら、子どもの安全を見守りっていました。学童保育の小学生が自然と子どもたちのお世話をする姿も印象的でした。

 

園見学後、参加者全員を交えて意見交換を行い、互いの保育観・子ども観について語り合った。参加者は9名(保育者4名内園長2名、学生1名、教員3名、研究者1名)でした。参加者からは、「同じ保育を見て感じたことを横に並んで話をすることで、見る視点の違いや感じ方の違いを感じることができた。」 「学生からの子どもと保育者のどちらの目線にも立ったような質問を聞いて、素直さや柔軟性を感じ、自分の凝り固まった視点をほぐされたような感覚になりました。」などの感想が寄せられました。様々な立場の人々が一同に会し、保育について語り合うことを大切にすることの意義を感じました。